京くんと真剣に付き合い始めた。

会っていきなりやっちゃった二人だけど、
私は彼と結婚まで考えてしまっている。

京くんも、「もう俺から離れるなよ。絶対一緒になろうな。」
と言ってくれる。

順調すぎて怖いくらい幸せ☆☆☆



・・・なーんていくはずねーーーーっっっ!!

ある土曜日。

ケインくん(お見合いパーティーで知り合った男)
からメールが来た。

「リサさん、彼氏パーティーに来てたよ。
 カップルになって帰って行ったけど。」

なにーーーーーーっっ!?

なんで?今日仕事じゃないの?

足がガクガク震えた。

即、携帯に電話をしてみると・・・・・出ない。

こりゃあ、私の時と同じようにホテル直行に違いない。

なんとか阻止しなければと思いながら、電話をかけ続けた。


「もしもし?」 出たっっ!!

「京くん、今から会えない?」

「ワリィー、無理。今友達と遊んでいるから。」

「あのね・・・京くん。
 今、女の人といるならその人を帰してすぐにこっちに来て。
 今なら許す。こんな事であなたと別れたくない。」

「・・・わかった。今から行く。」

京くんは来てくれた。
「ごめん。魔が差した。
 パーティーにいる間、俺何やってるんだろうってずっと考えてた。
 俺はやっぱりリサが好きだ。」

と言って、さっきカップルになった女の子に電話をし、

「ごめん、俺、実は彼女いるんだ。
 もう電話もメールもしないから、俺の事は忘れて。」

と言ってくれた。

嬉しかった・・・・・。

でもなんだろう、このモヤモヤは。

京くんを信じてもいいのだろうか。

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