ジンが帰ってきたのは次の日の夜だった。

赤い顔・・・体にはびっしりとじんま疹がでていた。

「・・・とにかく病院に行こう。」と病院に連れて行った。
過度のストレスによるものとの診断だった。

「別れたくない。」とジンは言った。
「リサがしたことは許すから。別れたくない。」


赤い顔をしてそんな事を言うジンとこれ以上暮らすのは限界だった。

「ごめん、もう無理だから。」

私の頑固な性格を知ってか、ジンは驚くほど簡単に折れた。


そして、二人で離婚届を出しに市役所へ行った。


嫌いになったワケではない。でももう一緒にはいられない。


私はジンと暮らしたアパートを出て、実家に帰った。


ジンはアパートを引き払い、仕事をやめ、遠くに行ってしまった。
私と8年間暮らした土地にいるのはつらかったのだろう。



この土地には思い出が多すぎる。

コメント

アクア
アクア
2006年4月13日22:34

こんばんは。優しい言葉をありがとうございますー。リサさんって優しいですよね・・・。優しいし、面白い(いい意味です)グチっぽくなくて、逆に「もっと覚えてれば良かった」とかって、サービス精神出てるし!
この場面で、「こんな人形いらない」って態度が取れるひとはだいたい痛い目には会わないんですよねー。本当に共感しちゃいます!私たちのこの、「いまさら引っ込みつかない」感はどこから来てるんでしょうね。はぁ。。
私は今までうまく行ったためしがないですけど、リサさんはジンさんとちゃんと幸せだったんですから。きっともう数匹くらいドジョウがいます!ドジョウ、岡ちゃんだといいんだけど。岡ちゃんでなくても、きれいなひとだといいんですけどー。
ヒミツのやりかた分からなかったので、また勉強しますー。ちょっとリサさんのおかげで元気になりました。ありがとうございました。ではでは。

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